こんな疑問にお答えしていきます。
結論からいえば「NFTアートとは唯一無二のデジタル価値が付与されたアート、しかしカンタンには稼げません。」が答え。
わたし自身も実際にNFTアートを作ったり、売ったり、買ったりしています。
実際に売買して感じた経験談も交えて記事をつくりました。
- NFTアートの理解が深まる
- NFTアートの稼ぎ方がわかる
【意味】NFTとは?
NFT(Non-Fungible Token)とは、
ブロックチェーンだからこそ実現できる、
複雑な暗号情報を組み込んで
トークンを発行する技術のこと。
ブロックチェーンの技術により
第三者の改ざんは不可であり、
NFTの所有者の権利を
唯一無二の価値として表現できます。
例えばナイキのシューズがあったとします。
このシューズは唯一無二でしょうか?
答えは「NO」です。
もちろん限定品などは別でしょうが、
同じシューズが何点も
ABC-MARTに並んでいるのが普通です。
ではナイキのシューズに
マイケル・ジョーダンのサイン
が書いていたらどうでしょう。
唯一無二でしょうか?
答えは「半分YESで半分NO」です。
著名人のサインはカンタンに
真似することが出来るので
偽物かもしれません。
リアルな世界では例えどんなに価値があるものでも、
偽物の可能性を否定できません。
現に有名ブランドバッグなどは
偽物が大量に出回っています。
この問題を鑑定書なんかなくても
ブロックチェーンに刻まれた記録だけで
唯一無二であることを証明できる、
それがNFTという新技術なんです。
【応用】NFTアートとは?
NFTを応用して市場が成長しているのが、アートの分野です。
理由は3つあると考えます。
理由1:真贋鑑定がカンタン
アートをNFT化してしまえば、
アーティストが発表した作品を
わざわざ自分で証明する必要がありません。
裏にサインを書いたり、
鑑定書や真贋のための
専門家も必要ありません。
つまりコレクター側も
安心して購入が可能というわけです。
理由2:アーティストにロイヤリティが発生する
NFTアートの売買で発生した金額の一部を
アーティストが継続的に得ることができる
これもまた市場の成長に貢献しています。
今までのアート作品は、
コレクターAさんがコレクターBさんに売った場合、
コレクターAさんは購入額と転売額の
差額を全て貰っていました。
これではアーティストの作品が
どれだけ高値で売れようが、
アーティストは一番低い初期の販売額でしか
利益を得ることができません。
NFTの技術はアーティストやクリエイターが安く使われてしまう現状を打破する一手を担っているのです。
理由3:既に高額取引が発生している
理由1.2で述べた
技術的な側面はもちろんですが、
「金が動いている」ことが一番重要です。
2018年には4000万ドルだった市場規模が、
2020年には3億3800万ドルにまで伸びており、
今もなお増え続けているのです。
資本主義社会である以上、
お金が動かないことには何も始まりません。
デジタルアーティスト「Beeple」のNFT作品は、
日本円にして約75億円という
規格外の値段で取引されたのも
NFTアート市場を牽引する
大きな取引の一つと言えます。
【代表作】NFTアートの代表作は?
何を持って代表作とするかの
判断基準にもよりますが、
有名なものを3つほど紹介しておきます。
Beeple(ビープル)
Beepleのデジタルアート作品
「Everydays – The First 5000 Days」。
スケッチを集めてコラージュしたもので、
2021年3月11日に6900万ドルで落札され、
NFTアート史上最高額と言われています。
Crypto Punks
24×24ピクセルで構成されたいわゆるドット絵。
最古のNFTプロジェクト(諸説あり)
とも言われており、
1万点ある作品は安くても
1つ数千万円はくだらない代物です。
BAYC
GN! 😍🚀
NEW PJS WHO DIS?! pic.twitter.com/6HwKnDyDDw
— N3ON 🍌 (@NeonApesYC) October 20, 2021
「Bored Ape Yacht Club」略してBAYC。
Crypto Punksに次ぐ人気のNFTアートであり、
アートの側面とコミュニティの側面
を持ち合わせているのが特徴。
こちらも1万点ある作品のうち、
最低でも1500万円からの値段とかなり高額。
【日本市場】日本のアートはどうなの?
「日本のNFTアート市場はまだまだ未成熟」
だとNFT専門家のイケハヤ氏は語ります。
日本のNFTアーティストたちの
取引額を全て足しても、
さきほど紹介したCrypto PunksやBAYCの
足元にも及びません。
日本人アーティストのランキングは
@NftPinuts さんがまとめています。
その中でも勢いのあるアーティストをご紹介します
(筆者の独断と偏見です)
CryptoNinja NFT
highest offer
4.68ETH
amazing…#NFTAsia #NFTs #NFTcollections pic.twitter.com/q16GfefiBF— CryptoNinja (@CryptoNinja_NFT) September 27, 2021
マーケティングの天才「イケハヤ氏」
が手掛けるニンジャのイラスト。
関口メンディーさんも購入した
そのポップで可愛いニンジャの人気はもとより、
ニンジャをとりまくコミュニティや
二次創作が人気に拍車をかけています。
Crypto Buddha
I can’t stop eating. #CryptoBuddha 004 pic.twitter.com/SLFBPitlGl
— CryptoBuddha (@CryptoBuddha_) October 15, 2021
マーケティングの天才「しゅうへい氏」
が手掛けるブッダのイラスト。
そんなはずないだろ!と
思わず突っ込みたくなる
クズなブッダのイラストは唯一無二。
CryptoBabyAnimals
Instagramで話題の
紫式部をモチーフにした
しきぶちゃんを手掛ける
「BUSON氏」の作品。
日テレ「マツコ会議」にも出演した経歴
をもつBUSON氏の人気は
NFT業界でもとどまることを知らないですね。
【マネタイズ】NFTアートで稼ぐ方法は?
話題のNFTアートで稼ぐ方法は大きく分けて2つです。
- NFTアートを安く買って高く売る
- NFTアートを自分で販売する
1.NFTアートを安く買って高く売る
ニュアンスは違いますが、
分かりやすく言うと転売です。
しかしNFTアートは
誰でも出品出来るというデメリット
があります。
安く買っても人気が出なかったり、
続編のアートが出品されなかったりもします。
また人気の作品はすでに
1ETH(約45万円)以上
の値段設定も当たり前。
「これから成長する株式を買う」
より難しい投資方法かもしれません。
✅NFTアートの買い方はこちら
2.NFTアートを自分で販売する
じゃあ自分で売れば良いんだ!
とはいえ、次のスキルが必要です。
- アートを作るクリエイタースキル
- 仮想通貨の知識スキル
- アートを売るマーケティングスキル
わたしも挑戦してみよう!
ということでNFTアート作品を出品してみました。
筆者の作品「ROB48」
ぶっちゃけマジで売れません。
プロのクリエイターにイラストを依頼して
47都道府県を旅するロボットを48体販売予定。
「コロナ収束後の日本経済を回す」
そんな思いが込められた作品です。
しかし、出品するだけじゃ売れないのが
身にしみてわかります。
作る技術、売る技術、
どちらも兼ね備えていなければなりません。
(もちろんチーム化や外注で補填する方法もあり)
✅NFTアート出品方法はこちら
【まとめ】試しに売買してみよう
まとめます。
Q.NFTアートとは?
A.唯一無二の価値をまとったデジタルアート
Q.稼げるの?
A.カンタンには稼げません
大体のひとはここで諦めます。
なぜなら稼げないからです。
でもわたしは
「いま稼げなくても、この挑戦が後に稼げるようになる」
と思っています。
YouTuberなんて職業がなかったように、
インフルエンサーなんて職業がなかったように。
NFTアーティストなんて職業が
いまは存在しないのだから、
稼げなくて当然です。
3年後に私の作品を
みなさんが持っていて良かったと思えるように
成長させていきたいと考えています。
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