筋トレ前？後？ご飯を食べるタイミングはココ！【初心者向け】

今回はこういった疑問にお答えしていきます。

この記事を書いているわたしは、筋トレ歴４年の趣味トレーニーながらJBBFフィジーク大会に出場経験がありますので、筋トレ初心者の方には参考になるかなと。

それではいってみましょう！

【結論】筋トレ前と後、ご飯を食べるタイミングはココ！

まずは結論から。

結論「どちらも必要だが、気にするメリットはそこまでない」

その理由を３つ、順に解説していきます。

1. 筋トレ前後に糖質をとる理由
2. 筋トレ前後にたんぱく質を摂る理由
3. 筋トレで１００点を目指さない理由

理由１．筋トレ前後に糖質を摂る理由

糖質を摂る理由は筋トレ前後で意味がかわります。

• 筋トレ前：パフォーマンスの向上
• 筋トレ後：筋グリコーゲンの回復

それぞれ解説していきましょう。

筋トレ前に糖質を摂る理由

筋トレ前に糖質を摂る理由は、パフォーマンスの向上です。

アンパンマンは顔が濡れたら力が出ませんが、わたしたち人間はお腹が空くと力がでません。

これは体感したことがある人も多いでしょう。

しかし科学的にはトレーニング前に糖質を摂取したことで、トレーニングのパフォーマンスが上がったとする研究もあれば変わらないとする研究もあります。

つまり、まだ解明されれていないのです。

どちらかよく分からないことに頭を悩ませても時間の無駄ですし、自分の身体で試したところでそれは感覚的なものにすぎません。

しかしトレーニングまでかなりの時間が空いてしまう場合や、減量中なら話は別です。

減量中のトレーニーを対象にトレーニング前後に炭水化物を摂ったグループとたんぱく質を摂ったグループを比べると、炭水化物を摂ったグループの筋持久力が上がったという研究もあります。

この研究から推論すると、トレーニング自体が長い場合はトレーニング中の糖質も意味があると考えることができそうです。

頭の片隅においていても良いかもしれません。

• 研究ではまだ解明されていないから気にしなくてOK
• 減量中や長いトレーニング時は意味ありそう

筋トレ後に糖質を摂る理由

筋トレ後は筋グリコーゲンの回復のために糖質を摂る必要があるとされています。

しかし筋トレで回復が間に合わないだけの筋グリコーゲンを使うことは非常に難しいです。

筋トレはマラソンのようにずっと動き続けるわけでもありませんし、セット間に休憩することを考えると筋グリコーゲン消費量はかなり低いでしょう。

そして筋肉痛がきてもなお同じ部位を何日もいじめ倒すドMな人はいないでしょうから、次の筋トレ日までには筋グリコーゲンは回復すると言えます。

食事を１日３回以上食べている普通のトレーニーならば、気にする必要はないでしょう。

理由２．筋トレ前後にたんぱく質を摂る理由

筋トレ後３０分以内にタンパク質を摂る「ゴールデンタイム」はトレーニーなら誰でも聞いたことがあるでしょう。

しかし減量期を除き、日々の食事に気をつけているトレーニーならば、血液中に絶えずアミノ酸がありますので気にする必要はありません。

もし１日のたんぱく質摂取量がカンペキだ！という人は、筋トレ前後の１〜２時間以内にたんぱく質を「体重×0.5g」を目安に摂取すると、研究によればほんの少しだけ効果があるようです。

理由３．筋トレで１００点を目指さない理由

理由１と２を読んでくれたあなたはお気づきかもしれませんが「食事のタイミングはこだわった方が良さそうではある」と言えます。

しかしそれはボディビル大会に出る人やカンペキを目指したい人に限られます。

筋トレ初心者や趣味トレーニーには、１００点を取り続ける生活は現実的ではありません。

例えば筋肉博士でおなじみの山本義徳先生は現役時代、「プロテインを冷蔵庫に作り置きしておき夜中に起きて飲む」なんてことをしていたそうです。

ですから、６０点くらいを取り続けてトレーニングを長く続ける方が、結果として筋肉のためになるというのがわたしの意見です。

継続なくして得るものは何もない。

つまり

筋トレ前後に食事を摂ったほうがいいけど、そこまで気にしてたら筋トレが続かない

ということが言いたいのです。

【まとめ】筋トレばかりに目を向けないでいいんだよ【みつを】

まとめます。

Q.筋トレの前と後、ご飯を食べるタイミングは？
A.どちらも重要だが、気にするメリットはそこまでない

本当に筋トレが好きならば、ボディメイクをしていきたいのならば、私生活にどれだけ筋トレを落とし込めるかが大事になってきます。

無理せず甘えず、サスティナブルな筋トレを！

ではまた！

参考文献：肉体改造のピラミッド　栄養篇